原付スクーターのブレーキが効かない!調整してもダメ…な時のチェック場所

2020年12月11日


原付スクーターのブレーキが効かない!調整してもダメ…な時のチェック場所

原付スクーターのブレーキが効かないよ!
ネットでよく見る、ナットを回すって調整方法を試してみたけど、ぜんぜん直らない…
他に考えられる理由はあるの?

どうも、すずパパです。
通勤通学の足に大変重宝する原付スクーター。
しかも日本メーカーのものは出来が良く、本当に数年ノーメンテで走ってしまったりもします。

私自身、結構「乗れて動けばいいんだよ」という感覚はあります。
しかし、ブレーキが効きづらいとなった時はさすがに直さないと…と重い腰を上げました。

ネットで調べて、よく見る調整ナットを締めてみる。
チェック…効きません。
また締めてチェック…締めすぎたのかレバーを握らなくても効いてしまいました。

結局、調整ナットの締め込みでは効かないか常に引き摺るかで解決しなかったんです。
原因は他にあった、という経験から同じことで困っている誰かの役に立てば…と記事にしてみます。

ドラム式のブレーキなら、リターンスプリングという部品をチェックしてみましょう。

結論として、調整ナットを締める、という作業があるのはドラム式というブレーキの仕組みを採用したバイク/スクーターです。
ドラム式のブレーキでしたら、リターンスプリングという部品をチェックしてみましょう。

スプリングもヘタる

「スプリング 寿命」などで調べると分かりますが、リターンスプリングも長年使い込むとヘタってきます。
ヘタって反発力の落ちたスプリングは、レバーを握りこんでもブレーキシューをドラムに押し付ける力が足りません。

この状況では、よく聞く「ナットを締めて調整する」では解決しないんですよね…

こんなスクーターならスプリングをチェック

今回説明するパターンが当てはまるのは、写真のようなブレーキの仕組みのバイクやスクーターです。
もう1つの方式として、ディスクブレーキがありますが、これは金属製の円盤が露出しているので見た目で方式の違いは判ります。



次の写真は新旧スプリングの比較。
長さは変わらないのですが、私の場合は新品に交換することでしっかりと効くことが確認できました。

リターンスプリングかどうかの確認方法は?

ドラム式のブレーキで、調整ナットを締めてもブレーキが効かない。
その場合、リターンスプリングが怪しいのはわかった。

じゃあどうやって確かめるの?ってことになりますよね。

実は結構かんたんに確認ができます。

100均のタイラップ(結束バンド)で確認可能

写真で示したように本来スプリングが入る進行方向側の壁とスプリングの間に、タイラップや重ねたワッシャーなどで少し後ろに詰めちゃいましょう。
タイラップだったら100均で買えますね。
日常的にDIYをしている方だったらワッシャーを重ねても良いと思います。

これで前側を詰めてあげる事で、スプリングが後ろに踏ん張れるようになります。
この応急処置でブレーキが効くようになったら、リターンスプリングのへたりが原因です。

※くれぐれも、効く・効かないを確かめたり調整したりは安全な場所で行いましょう。

リターンスプリングの交換方法は?

原因が分かったとしても、部品の交換なんて難しそう…って思いませんか?
実は調整ナットを回せる人であれば、あともう少しです。

リターンスプリングの交換は非常にかんたんですので、自分での交換もぜひチャレンジしてみましょう。

さきほどの写真を見て頂くとわかりますが、良く言われる調整ナット。
これを外したちょっと奥にスプリングがあるんです。
手順は本当に少ないんですよ。

しかも、部品の値段も1000円もしません。
専用品ですけどただのバネですからね。

交換手順

流れとしては

  • 調整ナットを外す
  • ワイヤーからスプリングを抜いて、新品を入れる
  • ワイヤーとナットを元に戻す

これだけです。
これだけで、ブレーキの効きを気にしながら走る事が減るならチャレンジする価値はあるんじゃないでしょうか。

※交換の最後に、ブレーキが常時かかることが無い状態・握れば効く状態にナットを調整します。
 ここの自信が持てない場合はブレーキは触らず、バイク屋さんへ。

リターンスプリングも疑ってみましょう。

原付スクーターのブレーキを調整しても効かないときは、リターンスプリングのへたりが可能性の場合が考えられます。

確認してみて原因に確信が持てたなら、部品代も安く交換も比較的かんたんですので、ぜひ交換にチャレンジしてみましょう。

お読みいただきありがとうございました。

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